紫外線による肌へのダメージ
このような屋外で浴びる、ジリジリと焼けるような強い紫外線を「レジャー紫外線」といいます。
レジャー紫外線は肌表面にダメージを与え、
- シミ
- そばかす
- 色素沈着
などの原因となります。
真夏や外出時に日焼け止めを塗る方は多いと思いますが、意外と忘れがちなのが家や車などの屋内で浴びる「生活紫外線」です。
生活紫外線はガラスやカーテンでは遮断できないため、家の中にいても安心はできません。
曇りの日だから、外出しないから、車で移動するだけだからとUVケアをせずに過ごす日はありませんか?
生活紫外線は肌の奥にある真皮層まで届くため、コラーゲンなどにダメージを与え、深いシワやたるみの原因になってしまいます。
紫外線と並び、最近危険視されているのがスマホやパソコンの「ブルーライト」。
ブルーライトも生活紫外線と同様、シワなどの原因をつくりだします。
活性酸素による影響
活性酸素はウィルスなどから体を守るバリア機能を担っていますが、過剰につくられてしまうと細胞や血管などに悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、釘などの金属は酸化すると茶色く錆びてボロボロになっていきますよね。
同じように、体もこの活性酸素によって錆びて、血管や細胞がダメージを受け、肌の老化を進める原因になってしまうのです。
コラーゲンが酸化すると、弾力が損なわれゴワゴワの固い肌になってしまったり、コラーゲンの生成力が下がりハリのないたるんだ肌になってしまいます。
皮脂が酸化すると、黒ずみやボツボツ毛穴を引き起こし「イチゴ鼻」やニキビなど、色々なトラブルの原因となっているのです。
肌だけでなく、免疫力の低下など健康とも深く関わりを持っているので、過剰な活性酸素を除去する「抗酸化」が必要となってきます。
乾燥による肌の水分量低下
カサカサの潤い不足の肌は、かゆみや赤みなどを伴い見た目も老けた印象を与えがちです。
洗顔後にバシャバシャと化粧水をつけているのに、なかなか改善しないという方も多いのではないでしょうか?
肌表面の水分量が低下すると
- 肌表面のバリア機能が低下し、肌の中にある保湿成分も減っていってしまいます。
- 水分を逃がさないようフタの役割をする皮脂もバランスを崩し、必要な量が分泌されなければ肌の水分はどんどん蒸発していきます。
- 肌の水分量を維持する保湿成分も減っているので、どんなに化粧水を塗っても潤いを閉じ込めておくことができなくなります。
この状態が続くと朝たっぷりと保湿したつもりでも、昼にはメイクがシワに入り込む・口の周りに粉をふく、そんな悲しい「砂漠肌」になってしまうのです。
乾燥した肌は紫外線などのダメージを受けやすく、肌のターンオーバーも正常にできなくなるので、シミやシワ、くすみなどのトラブルを起こしやすくなります。
生活習慣によるもの
- 夜更かしした翌朝、肌がガサガサになった
- 暴飲暴食でニキビができて肌がくすんだ
こんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
肌を焦げさせると最近話題の「糖化」ですが、これも食事が関わっているように、生活習慣によって肌を老化させてしまうことがあるのです。
- ストレス
- タバコ
- 運動不足による血行不良
これらも老化を進める原因のひとつです。
肌へ栄養を送るのは血液です。
栄養素がお肌の細胞まで届かなければ、新しい細胞も生まれませんし、肌の水分量を保つことも、ターンオーバーを正常に行うこともできません。
ストレスなどで血管が収縮し続ければ、十分な栄養を肌へ届けることができず、老化が加速してしまいます。
さらに運動不足は、糖化による老化をさらに進める要因にもなります。
基礎化粧品やメイクは何も変えていないのに、「最近急に老け込んだ」と感じたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。